闇営業はお笑い芸人の日常?入江解雇事件メンバー一覧まとめと新疑惑も。


2019年6月、反社会的団体主催のイベントで宮迫博之さんや田村亮さんといった人気芸人が闇営業を行っていたことを週刊誌が報じました。

「闇営業」とは芸能人が事務所を通さずに仕事を受けて直接ギャラをもらうこと。

事務所には一円も入ってこない反面、芸人はギャラの全額が自分の取り分となり、企業側も事務所を通すより安価に仕事を依頼することができます。

当然事務所はこれを禁止しますが、調べてみると芸人界の闇営業はそれほど珍しいことではないのでは?と思わせる情報がいくつも出てきます。

なかには公共の電波に乗せての発言も…

この記事では、2019年6月に報じられた入江慎也さんが仲介したとされる闇営業とそれに対する処分の概要とともに、

芸人の闇営業事情がうかがえる情報をいくつか紹介します。

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反社会的団体への闇営業報道

写真週刊誌「フライデー」は、2019年6月21日号やフライデーデジタル2019年6月7日配信記事「宮迫、カラテカ入江ら吉本芸人が詐欺グループの忘年会で「闇営業」」で、

・2014年に行われた振り込め詐欺グループの忘年会への複数の芸人がゲスト出演していたこと

・吉本所属(当時)の芸人・入江慎也さん仲介者だったこと

・参加者には宮迫博之さん、田村亮さんなど売れっ子芸人の姿もあったこと

・それが所属事務所を通さないいわゆる闇営業だったこと

などを報じました。

 

各自の対応・反応

入江慎也

吉本興業は2019年6月4日付で入江慎也さんの所属契約を解消

入江信也さんは6月6日に自身のtwitterで所属契約の解消を報告するとともに

・件の会に出席したことは事実

・詐欺グループの忘年会とは知らなかった

・吉本を通さず芸人の参加を仲介した

といったことをコメントしています(金銭授受に関しては言及なし)。

参加芸人

宮迫博之さんや田村亮さんら出席した芸人たちは当初、

・件の会に参加したこと自体は事実

としつつも

・それが反社会的勢力主催とは知らなかった

・金銭は受け取っていない

としていました。

 

さらなる報道

しかし、フライデーデジタルは2019年6月21日に「まだあった! 有名芸人たちが今度は「詐欺組織誕生会」で闇営業」という記事を掲載。

その概要は

・先の忘年会から半年後の同グループのイベントも入江慎也さんら芸人が参加していた

・芸人参加を仲介したのは前回同様入江慎也さん

さらに先の反社会的勢力と知らなかった、金銭を受け取っていないとの参加芸人達の釈明に関しても

・状況的に詐欺グループであることを入江さん以外も知っていた可能性が高い

・入江さんには仲介料100万円以上を支払った、そこから各自に分配されたのではないか

といった元グループメンバーの発言も掲載されていました。

 

事務所の認識と処分

その後、吉本興業はおよびワタナベエンターテインメントは2019年6月24日、

反社会的勢力主催の会合に参加した、として所属芸人の謹慎処分を発表。

両事務所はそれぞれヒアリングの結果、

・処分された芸人は反社会的勢力主催の会合へ参加した

・参加芸人たちに反社会的勢力主催の会合との認識はなかった

・会合への参加により一定の金銭の受け取りがあった

ことが認められた、としています。

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闇営業参加芸人と処分一覧まとめ

2019年6月24日時点で処分されたのは、2事務所の14人です。

1.吉本興業

所属契約解消

・入江慎也

謹慎

・宮迫博之(雨上がり決死隊)

・田村亮(ロンドンブーツ1号2号)

・HG(レイザーラモン)

・福島善成(ガリットチュウ)

・くまだまさし

・パンチ浜崎(ザ・パンチ)

・木村卓寛(天津)

・ムーディ勝山

・八十島宏行(2700)

・常道裕史(2700)

・ストロベビー・ディエゴ

2.ワタナベエンターテインメント

謹慎

・松尾陽介(ザブングル)

・加藤歩(ザブングル)

 

入江慎也さんは契約解除(≒解雇)、他の参加芸人は謹慎とずいぶんと差がありますが、

各自の反社会的勢力の認識の有無や報酬についての真実はともかく、少なくとも闇営業の仲介をしたのが入江さんであることは間違いないでしょう。

入江さんに関しては自ら闇営業を行ったことに加えて、

・競業避止義務に反するであろう闇営業の仲介を行った

・認識がどうあれ結果的に反社会的勢力と芸人達との接点となった

と相対的に見て最も厳しい処分が下されるだけの材料はそろっています。

また闇営業に参加したザブングルの2人は吉本興業ではなくナベプロ所属ですから、

・他事務所まで巻き込んだ

という点も吉本としては看過するわけにはいかなかったのかもしれません。

 

お笑い芸人の闇営業は珍しくない?

上記の入江さんが仲介した闇営業とは直接の関係はありませんが、

この報道の直後に配信された週刊女性PRIME2019年6月10日配信記事には、

楽しんごさんも4月に闇営業を理由に吉本興業との契約を解除されたようだ、とありました。

楽しんごさんは2019年6月10日のインスタグラムのストーリーズで「闇営業なんてみんなやってるわ!」とぶちまけています。

 

また、入江慎也さんが仲介した闇営業報道の際、芸人のキートンさんはこんなツイートをしています

 

さらに、MBSのラジオ番組「アッパレやってまーす」2018年10月24日放送回では

タイトルコール後の第一声でケンドーコバヤシさんが

「変わってないなぁ、たむけんから直の営業の誘いがありました」

そしてアンガールズの田中卓志さんも

「僕のところにもたむけんさんから裏の仕事の話がきました」

と話しています。

※たむけんさんとケンコバさんは吉本所属、アンガ田中さんはナベプロ所属。

この話は特に広げられることなく次の話題へと移ったので誤解の可能性もありますが、これを聞く限りは闇営業のお誘いのように見えます。

ラジオで話していることからすると二人はこの誘いを受けなかったのでしょう(事務所経由でも十分稼いでいるでしょうし)。

しかし、闇営業(?)の誘いがあったこと自体はラジオで笑い話にできる程度の問題としか認識していないこともうかがえます。

ちなみにたむらけんじさんは2019年6月24日放送の「ミント!」(MBS毎日放送)で宮迫博之さんらの謹慎処分を取り上げられた際涙を流しながら、

「正直に『お金もらってしまってた。でも反社会的勢力とは知らなかった』と言っておけば、ここまで大きくはならなかったと思う」

とコメントしていました。

 

こういった情報からすると、芸人にとって闇営業はそれほど珍しいものではないのではないかとも思えてきます。

また事務所としても所属する全ての芸人に生活できるだけの仕事を割り振ることは難しいでしょうし、闇営業には他業種のアルバイトと違い芸人としての経験値になるという側面もあります。

マネーポストWEB2018年4月13日配信の記事「若手芸人 事務所を通さない「闇営業」の悲喜こもごも」には元お笑い芸人の話として、

・闇営業は芸人仲間のツテ等さまざまなルートで入ってくる

・ギャラの平均は1ステージ1万~3万円ほど

といったことが書かれていますが、割のいいアルバイト程度の金額であれば事務所が闇営業を黙認するメリットもそれなりにあるのかもしれません。

もちろん営業先が反社会的勢力というのは論外ですが…


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