この記事では、やす子さんの自衛官/予備自衛官時代のエピソードや階級・所属、自衛官を辞めた理由等を紹介しています。
※2024年2月5日投稿、最終更新日はタイトル下参照
sponsored link
自衛隊入隊とその理由
やす子さんは高校卒業後2年間(2017年~2019年)、陸上自衛隊に勤めていました(出典は後述)。
詳細はこちらの記事に譲りますが、やす子さんは母子家庭で育ち学費にも困るほど経済的に苦しかったたこと、高校時代は親元を離れ児童養護施設で暮らしていたことなどを明かしており、高校卒業後自衛隊に入隊した理由も「未成年が衣食住を確保できる職種が限られていたため」だった旨各所で語っています。
元自衛隊のお笑い芸人、やす子(24)が30日放送のフジテレビ系「突然ですが占ってもいいですか?」(月曜後11・0)に出演。
…(中略)…
やす子は「そもそも自衛隊に入った理由は、18歳を過ぎてから、誰も助けてくれない、家も未成年なので借りられないっていうことで、衣食住がそろっているところに安定を求めに入った。山口県には衣食住がそろっているのが、パチンコ屋と自衛隊しかなくて。パチンコ屋さんは落ちちゃったので、自衛隊に入らざるをえなくて。何も考えず、助けてくれって思いで入った」と説明した。
※サンスポ2023年1月31日配信記事交通事故、家庭環境悪化、イジメ…やす子が壮絶な学生時代を明かす 占い師「生きているのが良かった」」より引用
自衛隊時代の所属・階級等
期間:2017年~2019年
所属:陸上自衛隊 大久保駐屯地 第3施設大隊 交通小隊
階級:陸士長(退職時)
※教育期間は大津駐屯地(滋賀県)と大久保駐屯地(京都府)に各3カ月
※退職後も即応予備自衛官、詳細後述
大久保駐屯地は京都府宇治市にある駐屯地、施設科は道路や橋の建設修復などを任務とする部隊。やす子さんはドーザ手(ブルドーザーのオペレーター)を務めていました。
陸士長は2等陸士、1等陸士の次の陸上自衛隊の階級ですが、ここまでは試験や実績ではなく勤続年数による昇進のよう。やす子さんも2等陸士からスタートし、1等陸士、陸士長と昇進したのでしょう。
出典
所属や退職時の階級は自衛隊オフィシャルマガジン「MAMOR」のウェブサイトが配信するやす子さんのインタビュー記事に掲載されています(※1)。
交通小隊に所属していたことはマイナビ転職が運営するサイト「ミーツキャリア」掲載のインタビュー記事内で本人が語っています(※1.5)。
教育期間についてはやす子さんが所属するソニーミュージックが運営するwebマガジン「Cocotame」掲載のインタビュー記事に掲載されています(※2)。
即応予備自衛官については後述。
※1:MAMOR-WEB2022年7月25日配信記事「やす子、フルポン亘…元・自衛官芸人が語る「入隊してよかった」と思うこと」参照
※1.5:ミーツキャリア2021年9月28日配信記事「失敗は自分が素敵になるためのステップ。元自衛隊芸人・やす子さんの「仕事のやりがい」」参照
※2:Cocotame2021年4月27日配信記事「やす子:人を助けずにはいられない性格に導かれた芸人道【前編】」参照
自衛隊時代エピソード
やす子さんは各所で自衛隊時代のエピソードを語っています。以下はその一部。
・配属前のIQテスト・適性検査が共に最高評価(7段階中7)だった(※2)
・施設科でドーザ手(ブルドーザーのオペレーター)を任された(※2)
・施設科は女性が少なくドーザ手はさらに珍しかった(※2)
・道路建設中にブルドーザーで削ったり勝手に違う道を作って怒られたことがある(※5)
・最初はポンコツだったがその後「エリートコースまっしぐら」な状態になった(※2)
・訓練は男女問わず20kgの荷物を背負う40kg行軍が特につらかった(※2)
・模擬戦で敵に騙されて暗号を教えてしまい負けてしまった(※3)
・漫画「ピンポン」の主人公にあこがれおかっぱ頭にしたら上官に「サモ・ハン・キンポー(香港の香港のアクション俳優)がいると噂になってるからやめろ」といわれた(※4)
出典
※2:Cocotame2021年4月27日配信記事「やす子:人を助けずにはいられない性格に導かれた芸人道【前編】」参照
※3:スポニチ2022年11月9日配信記事「元自衛隊芸人やす子 在籍時の訓練で部隊つぶした失敗談「一番偉い上官がロープでぐるぐる巻きに」」参照
※4:スポニチ2024年1月23日配信記事「やす子 自衛隊時代の髪形でひと騒動「上官にやめろって言われて」 まさかの理由にスタジオ爆笑」参照
※5:スポニチ2021年3月21日配信記事「“元自衛官芸人”やす子 陸自時代のぽんこつぶり披露「勝手に違う道を作って怒られた」参照
自衛隊を辞めた理由
やす子さんはインタビュー記事内で自衛隊を辞めた理由を以下のように語っています。
自覚する明確な理由はなかったようです。
「入隊して1年半くらい経ったころですね、ある日上官が自分の前を歩いていて。そのとき急に“自衛隊、辞めよう!”という天の声みたいなのが降りてきたんです。自衛官は任期制で、つづけるかどうか2年ごとに決められる。4年勤続すると退職金が出るので、22歳までは絶対辞めないつもりでいたし、その直前まで辞める気はまったくなかったんですけど、そのまま上官に追いついて『辞めます!』って言ってしまって。辞めてどうするかも、住むところとかも何も考えてなかったんですけど、その日のうちに任期が来たら辞めることに決まりました」
その行動は、自分自身でも予想外だった。「すごい唐突で、本当に自分でも理由がわからなくて……あの感じは“降りてきた”と言うしかない」と、今でも当時を振り返ると戸惑った表情になるやす子。
※Cocotame2021年4月27日配信記事「やす子:人を助けずにはいられない性格に導かれた芸人道【前編】」より引用
既応予備自衛官時代の所属等
やす子さんは2019年に自衛隊を退職した後も既応予備自衛官を務めています。
期間:2019年~2023年4月(※)
所属:霞ヶ浦駐屯地(需品科)
※2023年度は芸能活動のため休止、2024年4月に復帰予定とのこと
即応予備自衛官とは、元自衛官がそれぞれの職業に就きながら定期的な訓練を受け、有事の際には召集により現役自衛官とともに任務に就く特別国家公務員。
非常勤の自衛隊員のようなイメージです。
需品科は災害時に被災者のために風呂や食事の提供等を行う部隊です。
即応予備自衛官をしていることはやす子さん自身がたびたび語っています。
例えば、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)2023年8月25日放送回(※6)では、
・現役自衛官(2年)退職後、即応予備自衛官を4年間務めた
・2023年度は芸能活動のため休止、2024年4月から復帰予定
・霞ヶ浦駐屯地(茨城県)に所属部隊あり、需品科に所属
といったことを語っていました。
※6:番組内容はサンスポ2023年8月26日配信記事「やす子、24年4月から即応予備自衛官に復帰予定 芸能活動と並行する理由「一度部隊に足を入れると仲間ができて…」」参照
この放送での発言が一部ネットニュースで自衛隊に再入隊するかのように取り上げられたようですが、やす子さんはXで改めて以下のように説明しています。
自衛隊に再入隊のようなニュース
ありますが、今年の3月までやっていた予備自衛官にまた戻ろうかな〜という感じです✨✨だから全然、お笑い芸人として頑張りながら年に数日、訓練に参加するよ〜って感じです😄😄😄
本業は芸人として皆さんを笑顔にできるよう頑張りまーす😄😄😄😄😄😄⭐⭐⭐ pic.twitter.com/xt8aQKoRDb
— やす子 (@yasuko_sma) August 30, 2023
やす子の記事を読む
関連記事はこちら
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。