情報を混ぜて深読みすると新たな発見がある。

女優の葵わかなさん。

吉本興業創業者の人生をモデルとした2017年10月スタートのNHKの朝ドラ「わろてんか」で主人公を演じるなど、若手有望株の一人です。

実は上記朝ドラの撮影が始まる直前、葵わかなさんは大学に入学しました。

調べてみるとその大学は誰もが知る名門大学のよう。

この記事では葵わかなさんの大学と高校について紹介します。

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大学はどこ？

サンケイスポーツ2017年1月29日配信記事によれば、

葵わかなさんが大学受験を決意したのは高校2年の夏だそう。

この時点ですでに女優として活動していたものの、他方では以前から興味のあった慈善事業について学びたいという思いもあったといいます。

女優業との兼ね合い等にも悩んだ末、葵わかなさんが選んだのは慶應義塾大学総合政策学部。

ここは1990年に湘南藤沢（神奈川県）に開設された比較的新しい学部で、学部を超えて様々な科目を履修可能な自由度の高さで人気の学部です。

先のサンケイスポーツの記事によれば、葵わかなさんにとっても文系理系を問わず幅広く学べること、授業選択の自由度が高いことは大きかったようです。

 

こうして慶應義塾大学総合政策学部の受験を決意した葵わかなさんを待っていたのは女優業と受験勉強を両立するハードな日々でした。

本を一日3冊読む、興味のあった慈善活動について調べる、新聞を読んで気になるニュースをチェックするなど、仕事の合間はもちろん時には睡眠時間を削って勉強時間を捻出し受験の対策に取り組んだそう。

その努力が実を結び葵わかなさんは見事慶應義塾大学総合政策学部に合格し、2017年4月より慶應義塾大学の学生となりました。

 

入学後即休学

2017年1月に慶應義塾大学総合政策学部合格を発表した際、葵わかなさんは

「女優業と慈善活動の勉強、どちらも成功させたいし、進学はそのための一歩。大変かもしれないけど、迷うことなく進む４年間にしたい。２つの夢がいつか交わる点を目指して」

と女優業と学業の両立に対する決意を語っていました。

 

しかし入学直前の2017年3月、同年10月スタートのNHKの朝ドラ「わろてんか」の主人公を葵わかなさんが演じることが発表されます。

「わろてんか」は吉本興業創業者を主人公のモデルにしたNHK大阪放送局制作の作品で舞台も大阪、撮影も大阪を中心に行われます。

他方で葵わかなさんが入学した慶應義塾大学総合政策学部があるのは神奈川県。

主演ドラマの撮影を大阪で行いながら神奈川県の大学に通うのは難しいでしょう。

2018年4月19日放送の「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)に出演した葵わかなさんは、

朝ドラの撮影中は撮影で東京に戻ることができなかったため休学していたことを告白しています。

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大学合格に腹立つ？

番組HPによると「わろてんか」の撮影は大学入学から約1か月後の2017年5月中旬から行われていたようです。

ということは、葵わかなさんは大学にほとんど通うことなくいきなり休学したのではないかと思います。

慶應義塾大学は私大トップレベルの難関大学ですから、必死に勉強したにもかかわらず合格がかなわなかった受験生も大勢いるでしょう。

そういった人たちの中には、入学直後に休学する葵わかなさんを見て複雑な思いに駆られる人もいるかもしれません。

 

また、葵わかなさんは一般入試で慶應義塾大学総合政策学部に合格したわけではありません。

葵わかなさんが利用したのは「AO入試」という、ペーパーテストの点数ではなく学校側が求める学生像を基準として合否を決める入試形態。

一般入試を突破できるだけの学力は必ずしも必要ではなく、社会での実績も大きな加点自事由となるため、これを利用して名門大学に入学する芸能人も多いようです。

例えば、女優の二階堂ふみさんも、葵わかなさんと同じくAO入試で慶應義塾大学総合政策学部に入学しています。

 

ここでポイントとなるのは「一般入試を突破できるだけの学力が必ずしも必要ではない」という点です。

葵わかなさんは高校生の時点で既に本格的に芸能活動を行っており、

芸能活動に寛大で土屋太鳳さん等の出身校としても知られる日本女子体育大学附属二階堂高校に通っていたといわれています。

そして、同高校の偏差値は40程度。

葵わかなさんに偏差値70の慶應義塾大学総合政策学部の一般入試に合格できるほどの学力があったとはさすがに考えづらいでしょう。

にもかかわらずAO入試で芸能界での実績を使って入学した葵わかなさんに対して、地道に学力を磨いてきた受験生が複雑な思いを抱くのも理解できないではありません。

もっとも、一般入試を突破できる学力を身に着けることと、AO入試を突破できる実績を芸能界で作ることのどちらが難しいだろうか、とも思いますが…

 

大学卒業はいばらの道？

ともあれ2017年に慶應義塾大学総合政策学部に入学した葵わかなさんですが、一部では早くも卒業を危ぶむ声が聞かれるようです。

 

というのも、大学に通う売れっ子女優は留年するケースが多いのです。

例えば、土屋太鳳さんは2013年に日本女子体育大学に入学しましたが、留年を繰り返し2019年1月時点で大学6年目です。

また、二階堂ふみさんも2014年にAO入試で慶應義塾大学総合政策学部に入学しましたが、2018年3月に4年で卒業することはかないませんでした。

 

その理由の1つは役者業はミュージシャンやモデル等に比べて平日の拘束時間が長いこと。

映画や連続ドラマの主要キャストともなれば朝から晩まで撮影現場にいることになるため、大学に行く時間はなかなか取れないようです。

そしてもう一つは、学校によっては単位取得に高い出席率が求められる授業があること。

授業に出なくてもテストで一定水準の点数をとれば単位がもらえる授業であれば後から巻き返すことも可能ですが、出席率はコンスタントに大学に行く時間がなければお手上げでしょう。

さらに、葵わかなさんや二階堂ふみさんが通う慶應義塾大学総合政策学部のキャンパスは都内ではなく神奈川県の湘南藤沢にあり、慶應内部では「陸の孤島」と揶揄されるほどアクセスしづらい場所にありますから、いっそう大学に行くのが難しいのかもしれません。

果たして葵わかなさんは大学を卒業することができるのでしょうか。

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