菊池風磨の慶應大学コネ入学疑惑は推薦人が凄すぎたせい？

菊池風磨さんの慶應義塾大学総合政策学部合格にコネ疑惑が出る理由とは？

※2022年1月13日投稿、最終更新日はタイトル下参照

中高は偏差値60？

菊池風磨さんは東京都市大学附属中学校・高校（中学受験偏差値60）に通っていたといわれているようです。

本人が学校名に言及しているものは見つかりませんでしたが、
同校と同じく中学受験を経て中高一貫の男子校に通っていたことはインタビューでの発言からうかがえます。

僕はホントにヤンチャだったので、学校は遊ぶ場所って決めて、勉強は中学受験だけに照準を合わせて、塾でやってましたね。
※AERA.dot2019年6月8日配信記事「Sexy Zone菊池風磨くんの中学受験アドバイス　「まったくわからない」より引用

菊池は「中、高と男子校だったので。高校時代に戻って共学を経験してみたい。」…（中略）…と語った。
※日刊スポーツ2016年7月4日配信記事「男子校の菊池風磨、戻れるなら「共学で恋したい」」より引用

本人がメディアで学校名に言及した形跡は見当たりませんでしたが、
菊池風磨さんが高校を卒業した2013年2月末頃のtwitterを見ると、「#風磨君の卒業式ファン防止隊」というハッシュタグが散見され、ファンには通っていた高校が知れ渡っていた（行こうと思えば高校の卒業式会場に行けた）ことがうかがえます。

中2でジャニーズ入り

菊池風磨さんは中学校2年生だった2008年4月にジャニーズ事務所に入所しています（※1）。

菊池風磨さんのwikipediaによれば、菊池風磨さんは入所と同じ2008年にドラマ「スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜」（日本テレビ）に中島健人さんらと共に出演しドラマデビュー。

同ドラマに出演したJr.で結成した「B.I.Shadow」のメンバーとして中学3年生だった2009年7月に同グループでCDデビュー。

高校2年生だった2011年にはSexy Zoneのメンバーに選ばれています。

※1：スポーツ報知2017年10月7日配信記事「Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅ菊池風磨、初主演連ドラは出演者一人だけ「責任の渋滞がすごい」」参照

大学

菊池風磨さんは慶應義塾大学総合政策学部（偏差値72.5）に進学しました。

※偏差値はサイト「みんなの大学情報」2021年1月13日掲載の河合塾提供のもの

※同大同学部を選んだ理由はこちら

※合格の報道

ジャニーズ事務所の最年少メジャーグループＳｅｘｙＺｏｎｅ菊池風磨（１７）が超難関の慶大総合政策学部に合格したことが８日、分かった。
※日刊スポーツ2013年2月9日配信記事「セクゾン菊池慶大合格！ジャニー氏推薦文」より引用

コネ入学疑惑が出る理由

上記のように、慶應義塾大学総合政策学部は偏差値70を超える難関です。
菊池風磨さんも仕事と受験勉強を両立するために睡眠時間を2～3時間まで削っていたそうですが【詳細を読む】、
一部ではコネ入学だったのでは？との噂もささやかれているよう。
その理由はいったいどこにあるのでしょうか。

1：AO入試

1つは菊池風磨さんが利用した受験形態でしょう。
先述の通り慶應義塾大学総合政策学部は一般入試の偏差値70越えの難関校ですが、
菊池風磨さんは一般入試ではなくAO入試での進学だったことが報じられています。

菊池が受験したのは１次で書類選考、２次で面接試験が行われるＡＯ入試。
※日刊スポーツ2013年2月9日配信記事「セクゾン菊池慶大合格！ジャニー氏推薦文」より引用

AO入試とは、ペーパーテストの点数ではなく学校側が求める学生像を基準として合否を決める入試形態。
社会での実績といった優劣を比較しづらい要素も加点事由となりますから、
点数の比較によって合否を決するペーパーテストに比べて大学側がコネを考慮しやすい受験形態ではあるでしょう。

2：推薦文

また、菊池風磨さんの受験の際には当時のジャニーズ事務所の社長・ジャニー喜多川さんが推薦文を書いたようです。

ジャニーズ事務所、ジャニー喜多川氏（８１）が書類選考で提出する推薦文にあたる「志願者評価」を書いたという。
※日刊スポーツ2013年2月9日配信記事「セクゾン菊池慶大合格！ジャニー氏推薦文」より引用

ジャニー喜多川さんといえば芸能界で極めて大きな影響力を持つジャニーズ帝国を築き上げた業界のレジェンド。
芸能界においては最上級のコネでしょう。もちろん、大学受験においてその名前がどう評価されるかはわかりませんが。

上記のように、菊池風磨さんの慶應合格はコネの強さを考慮しやすいAO入試によるものでした。
もっとも、菊池風磨さんには入試の時点でSexyZoneのメンバーとしてデビュー済みであるなど、AO入試において大きな加点事由となる社会での実績がありました。
大学入試においてジャニー喜多川さんの推薦状にどの程度の影響力があるのかはわかりませんが、
コネ入学批判が「本人の能力・実績に関係なく推薦者の影響力で入学した」点にあるのだとすれば、入試時点で芸能人としての実績があった菊池風磨さんに当てはまるかどうかは疑問です。

ちなみに慶應義塾大学は鈴木愛理さん（2013年環境情報学部）、二階堂ふみさん（2014年総合政策学部）、葵わかなさん（2017年総合政策学部）など、AO入試による芸能人の合格が多いことで知られています。

芸能活動が大学受験において評価されるのは釈然としないという意見はあるかもしれませんが、大学側がそういう制度や評価基準を採用している以上受験生がそれを利用するのは非難されることではないのではないかと思います。