水上恒司の岡田健史からの改名理由と改名経緯まとめ。


この記事では、水上恒司さんのデビューから改名までの経緯を出典付きで紹介しています。

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デビューまでの経緯

水上恒司さんの芸能界入りは高校卒業直後(2018年)ですが、デビュー当時の所属事務所スウィートパワー(正確には同事務所男性部門「スパイスパワー」)からのアプローチは福岡県に住んでいた中学1年生のころかれ継続的にあったそう。
デビューまでの経緯について水上恒司さん(インタビュー当時の芸名は岡田健史)さんは2019年のインタビュー記事内で以下のように語っています。

中学1年生のときに、通学路で事務所の社長にスカウトされたのがきっかけだったんですが、そのときは俳優になりたい気持ちはまったくなかったんです。ドラマをよく見るタイプでもなかったし、俳優さんに憧れることもなかったですし。
事務所の社長が毎年、熱心に家に足を運んでくださったんですが、当時はプロ野球選手として食べていくのが夢でしたから、「いつもご足労かけます」くらいで心が揺らぐことは一切ありませんでした。

―そんな岡田さんが、どうして俳優をやってみようと思ったのですか?
高校野球を引退した夏、演劇部の顧問の先生に声をかけられて、舞台に立ったことがあって。そのとき演劇というものに初めて触れて、お芝居って面白いなと思ったんです。その経験がなかったら、100%この世界にいないですね。
それに、社長の揺るがないアプローチに心動かされたのもあります。ものすごい熱量で誠実に説得し続けてくれた社長の人柄から、信念のようなものが伝わってきたんです。そこで、僕から改めて事務所に連絡をしたんです。

出典:https://news.livedoor.com/article/detail/17367656/

 

事務所とのトラブル報道(2021年5月)

デビューから3年後の2021年5月17日、女性自身は水上恒司(当時は岡田健史)さんと所属事務所スウィートパワーの間にトラブルが起こっている旨の記事を配信しています(※1)。
その内容は…
・水上が所属事務所との契約解除を求め裁判所に仮処分を申し立てている
・原因は事務所社長への不信感
・水上は自身のマネージャーを含む事務所社員の退職の多さに違和感を抱いていた
・2020年9月に役作りの時間のない急な仕事をもって来られ不満を漏らしていた
2021年3月週刊文春掲載の社長のセクハラ報道(※2)の直後に水上は事務所寮を退去
・寮退去後に社長と面談し契約解除を求めたが折り合いがつかず
水上が契約解除を求め裁判所に仮処分の申し立て

その後週刊文春2021年6月3日号(5月27日発売)は、水上恒司さんが契約解除を求める背景には、「最初の一年半は給料ゼロ」、最近の月給も「手取りで15万円」という“奴隷契約”にもある旨報じていたようです(※3)。

 

※1:女性自身2021年5月17日配信記事「岡田健史 事務所と裁判トラブル!契約解除求め仮処分申し立て」
-https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1980895/
※2:社長のセクハラ報道(週刊文春2021年3月18日号)
-https://www.fujisan.co.jp/product/1151/b/2087043/
※3:“奴隷契約”報道(週刊文春2021年6月3日号)
-https://www.fujisan.co.jp/product/1151/b/2115037/
※文春の“奴隷契約”報道の中身は以下の記事を参照
-https://www.jprime.jp/articles/-/21034

 

報道に対する事務所関係者コメント(2021年5月)

上記女性自身の第一報と同日、スポニチは同記事に対する“事務所関係者”の以下のようなコメントを掲載しています(※3)。
「事実と異なった部分が多くある一部メディアの一連の報道をきっかけに、不信感を抱かれたなら、誠に遺憾です。オファーした一部の作品について、出演を嫌がったり断られた事実がございます。以前より方向性のずれがありました」

「事実と異なった部分が多くある一部メディアの一連の報道」というのは先述の社長のセクハラ報道(週刊文春2021年3月18日号)のことでしょうか?(文春の“奴隷契約”報道はこのコメントの後)

※3:スポニチ2021年5月17日配信記事「岡田健史、事務所と裁判トラブル報道に事務所関係者がコメント「誠に遺憾」」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/05/17/kiji/20210517s00041000485000c.html

 

和解(2021年8月31日)

女性自身の第一報から約3か月後の2021年8月31日、所属事務所スウィートパワーはHPで同日和解が成立したことを発表。
・契約は当初の契約期間通り2023年3月31日まで存続
契約の更新はしない
といったことも併せて発表されています。

【和解時双方コメント全文】

「弊社及び弊社所属タレントとの仮処分における和解成立のご報告」

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

2021年4月1日に、弊社所属タレント岡田健史が弊社に対し、弊社とのタレント専属契約に基づく契約上の義務について、労働基準法に照らし、その義務がない地位にあることを仮に定めることを求めた仮処分命令申立の件につき、本日、和解をもって円満に解決したことをご報告申し上げます。岡田健史は専属契約が同契約に定める契約終了日まで有効に存続することを同意しました。また、弊社及び岡田健史は同契約の更新がないことを了解いたしました。

以上のとおり、岡田健史は、当初の契約期間どおり2023年3月31日まで弊社所属タレントとして引き続き「岡田健史」として活動してまいりますので、今後の活躍を見守って頂きますよう宜しくお願い申しあげます。

2021年8月31日
株式会社スウィートパワー

 

応援してくださる総ての方々へ

日頃より多大なご支援を頂戴し誠にありがとうございます。
今後もこれまで同様に全力を尽くしたいと考えております。皆様におかれては、引き続きご支援を賜りますようどうかよろしくお願い申し上げます。

2021年8月31日
岡田健史

※出典:スパイスパワーHP(wayback machine

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また水上恒司(当時は岡田健史)さんの当時のインスタグラムにも直筆コメントの画像を掲載していたようです(※4)。
以下はその書き起こし(実際は縦書き、改行は句点ごとに筆者が入れたもの)。

人間って面白い。
どこまでも直球な中学生から始まり、ある時は熱血刑事、ある時は一国の王様、ある時は幕末の武士。
これまでかけがえのない役と作品に出会って、人間って愚かで、愛らしくて、悲しくて、馬鹿で、とにかく面白いと知った。
人間のことをもっともっと知りたくなった。
ただの青年だった私に奇跡が起きたのは、紛れもなくスウィートパワーのおかげです。
私を見出し、私に学びの場を与えて下さったこと、一生忘れません。
約一年半でスウィートパワーを退所しますが、残りの一年半は勿論のこと、これから長い人生を私らしく泥臭く、青臭く生きていきます。
グラウンドに生える雑草のように。

※4直筆画像は以下のURLを参照(オリジナル投稿は削除済)
-https://nlab.itmedia.co.jp/cont/articles/3324795/
※4:オリジナル投稿URL
-https://www.instagram.com/p/CTPkO9_JzFc/

 

繰り上げ退所・改名(2022年8月31日)

上記和解発表では契約は2023年3月31日までとされていましたが、2022年8月31日に半年繰り上げて契約を終了することが事務所HPで発表されました(※5)。
また、以後は「岡田健史」ではなく本名の「水上恒司」名義で俳優活動を行うことも併せて発表。
水上恒司さんは2022年9月より合同会社HAKUと業務提携契約を結び(※6)、現在も俳優業を継続しています。

以下は契約終了時の双方のコメント全文。事務所HP掲載の文章のようですがオリジナル投稿が見つからなかっため日刊スポーツの記事から引用しています。

 

【契約終了時岡田健史コメント全文】

この度、私、岡田健史改め水上恒司はスウィートパワーとの契約を前倒しで終了することになりました。ここまでの4年間、数多の素晴らしき舞台に立つことができ、鮮やかな技術を持つ役者の方々と作品を作ってきました。唯一無二の時間を経て作品を創作していく難しさや伝えるという行為の奥深さを知りました。そして“人”として成っていかなければならない責任を感じました。それも全ては携わってくださった全ての方々のご尽力があってのこと。何者でもなかった“0”地点から持ち続けてきた感謝の念を忘れることなく、これまで以上にこの身に宿して生きていく所存でございます。

培ってきた全てを持って、これから先の混沌(こんとん)とした時代の中でも志を持ってまい進して参ります。
今まで岡田健史を応援してくださった全ての皆様、ありがとうございました。
そして、私、水上恒司のことも応援して頂けるように懸命に泥臭く生きて参ります。これからも何とぞよろしくお願い申し上げます。

水上恒司/岡田健史

※日刊スポーツ2022年8月31日配信記事「岡田健史が前倒しでスウィートパワーとの専属契約終了 今後は本名の水上恒司で俳優活動を継続」より引用(※5)

 

【契約終了時スウィートパワー発表全文】

この度、2022年8月31日をもちまして、弊社所属タレント岡田健史との専属契約が終了することとなりましたことをご報告致します。同専属契約につきましては、2021年年8月31日にご報告致しましたとおり、弊社及び岡田健史との間で、契約更新を行わないことを前提に、当初期間満了日である2023年3月31日まで存続することを確認していましたが、今後の俳優活動に関する本人の希望を最大限尊重することとし、本人との話し合いの結果、終了日を半年間前倒しする形で、専属契約を合意により円満に終了することと致しました。

尚、本人の希望により、今後は本名である「水上恒司」の名前で俳優活動を継続する予定です。ファンの皆様、関係者の皆様に心より感謝を申し上げますとともに、引き続き、岡田健史改め水上恒司への温かいご支援のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。

2022年8月31日
株式会社スウィートパワー

※日刊スポーツ2022年8月31日配信記事「岡田健史が前倒しでスウィートパワーとの専属契約終了 今後は本名の水上恒司で俳優活動を継続」より引用(※5)

※5:契約終了時コメント全文
-https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202208310000970.html
※6:合同会社HAKU業務提携発表(HAKU公式サイト)
https://web.archive.org/web/20220922233916/https://www.haku.llc/

 

改名の理由

「岡田健史」から本名「水上恒司」への改名は本人の希望であり裁判中でも主張していたことだったようです

 

改名から約2か月後の2022年11月、文春オンラインは水上恒司さんのインタビュー記事を3本掲載。
1本目の記事では改名についても触れられていました。

――「岡田健史」さんのお名前から、本名の「水上恒司」さんに戻されたのは、ご自身の判断ですか?
水上:そうです。新しくスタートを切る際、前の名前ではなく、僕の本名「水上恒司」で歩き始めると自分で決めました。もちろん色々な方に相談をしましたよ。でも考えて考えて最終的に決めたのは僕自身です。

――今まで「岡田健史」として馴染んできたファンやスタッフ、周囲の方が名前を変えることでデビューから培ってきたものが崩れてしまうような、または驚かせてしまうような気持ちはありましたか?

水上:うーん……ないことはないですね……。
…(中略)…
でも、周囲の方々に気を使うためだけに「岡田」の名前を継ぐ必要があるのかな、と考えたらどうしてもその必要性が感じられなくて……。かつての名前にそこまで固執することはない、と思ったんです。
先のことは分かりませんが、ここから何十年も役者をすると仮定すると、今ここで変えるのはある意味、チャンスだと思いました。たしかにイメージとか、勿体ないとアドバイスして下さる方もいらっしゃいましたけれど……。
※文春オンライン2022年11月5日配信記事「≪独白90分≫僕が「岡田健史」ではなく「水上恒司」として新たなチャレンジをするワケ 水上恒司特別インタビュー#1」より引用(※7)

※7:改名後インタビュー記事URL
-https://bunshun.jp/articles/-/58471

 

また、前事務所スウィートパワーと係争中だった2021年6月には、女性自身が「岡田健史 裁判で怒りの改名表明!事務所社長と同名苗字を拒絶」という記事を配信していました(※8)。
そこには、岡田健史さんが裁判の中で独立後の本名での活動の意思を表明していること、芸名の“岡田”は事務所社長の苗字であること、岡田社長からもらった名前をを本名に戻すことがいちから出直す証しになると考えているのではないかとの“岡田を古くから知る芸能関係者”のコメント、などが掲載。
また、「岡田が芸名ではなく、本名で活動していく意思を示していることは事実です」との取材に対する事務所の回答も掲載されていました。

※8:裁判中の改名主張記事URL
-https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1992013/

※※※

水上恒司の記事を読む

水上恒司の創成館高校までの野球歴がわかる記事。

岡田健史の本名と読み方は出身中学出身高校野球部と演劇部の活動結果から分かる?


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