- 2020-8-13
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東大俳優としても知られる香川照之さん。
東大合格時には「女優・浜木綿子の息子が東大に合格」とワイドショーに取り上げられていたそうですが、
入学後については首席で卒業したとも中退したともいわれているよう。
この記事では、香川照之さんの東大合格までの軌跡と共に、東大首席卒業説、東大中退説をそれぞれ検証しています。
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父親は初の大卒歌舞伎役者
香川照之さんは1965年12月7日に生まれました。
父親は歌舞伎役者の二代目市川猿翁(当時は三代目市川猿之助)さん。
古典歌舞伎とは異なる題材や演出を多用する現代的歌舞伎・スーパー歌舞伎の創始者であり歌舞伎界の異端児と呼ばれた人物です。
また、香川照之さんの父親・市川猿翁さんはその学歴も当時の歌舞伎界においては異端でした。
猿翁さんが生まれた澤瀉屋は代々歌舞伎役者の教養を重んじてきましたが、
2014年2月1日から同年2月28日まで日経新聞で市川猿翁さんが連載していた「私の履歴書」によると、
大学に進学した歌舞伎役者は猿翁さんが初。
猿翁さんは中学受験で慶應義塾中等部に入学しクラスで1、2番の成績を維持し、慶應義塾大学文学部国文学科を卒業しています。
卒業論文には、「守ることのみが伝統ではないのである。守るとともに常に新しいものを生み出さなければならないと思う」と記していましたが、
その思想が後にスーパー歌舞伎を生み出すことにつながったのでしょう。
父親の血+母親の恨み=東大
上記のように慶應大学を卒業し、スーパー歌舞伎を創り出すなど歌舞伎役者としても大きな功績を残した市川猿翁さんですが、家庭人としては決して褒められた人物ではなかったようです。
市川猿翁さんは1965年に元タカラジェンヌで女優の浜木綿子さんと結婚し、
同1985年年12月に長男である香川照之さんが誕生しました。
しかし、NEWSポストセブン2011年10月7日配信記事「香川照之 「歌舞伎だけはやらない」と公言していた高校時代」によると、
市川猿翁さんは結婚から2年後、香川照之さんが1歳の時に家庭を捨てて不倫相手と同棲を開始。
1968年に浜木綿子さんと離婚し、香川照之さんは母親に引き取られました。
※不倫相手は自身の踊りの師匠の奥さんだった藤間紫さん、2000年に再婚
当然ながら浜木綿子さんは元夫と不倫相手に激怒し、
息子である香川照之さんにも「あの二人以上の大物になって見返してやりなさい」といい続けていたそう。
息子を父親に会わせることも決してなかったといいます(成人後に会った際もその態度は冷淡なものでした【詳細を見る】)。
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そんな母親の言葉のおかげなのか、はたまた慶應卒の父親の血統なのか、香川照之さんは幼いころから非常に学業優秀でした。
SmartFLASH2016年9月22日配信記事「筆頭は香川照之……東大卒芸能人、なんでこんなに増えたのか」は香川照之さんの学歴を取り上げています。
それによると、香川照之さんが小学校から高校まで通っていたのは名門・暁星学園。
現在でも進学校として知られていますが、当時は梨園の子供が多数通う学校でもありました。
澤瀉屋を離れてもなお梨園御用達の学校に通っていたのも気になるところですが、
それはともかく暁星時代の香川照之さんは非常に優秀な生徒だったそう。
香川照之さんは同校の必修語学であるフランス語をすぐにマスターし、中学生の時には担任から東大進学を薦められたといいます。
それをきっかけに母子ともに本気で東大を目指し始め、1984年に東京大学文化3類に現役で合格。
合格発表の際には、会場に駆け付けた浜木綿子さんにワイドショーの取材が殺到しました。
高校時代の香川照之さんは教師(古文)志望でしたが、大学卒業の年に俳優としてデビューしています。
芸能界入りを考えるきっかけとなったのは東大時代に母親の紹介でテレビ局のADのアルバイト。
もっとも、R25に掲載された香川照之さんのインタビュー記事「なりやすいから、俳優。そして目覚めのとき」では、
「俳優は“親がやってるから俺にもやれそうじゃん”みたいな…本当に甘い意識でしたけどね。何にもなりたくなくて、ほかに選択肢がなかった」。
と語り、俳優になったのは「消去法」によって導かれた結論である、と当時を振り返っています。
東大首席説は本当か?
ネット上には香川照之さんが単に東大に合格しただけはなく首席で卒業した、としているサイトが多数みられます。
もっとも、それらは個人のブログやサイトであり、しかも首席であることについての出典は書かれていません。
週刊誌等のマスメディアレベルの媒体になると、上記のSmartFlashの記事のように東大卒である旨の記述があるものは数多くみられますが、
調べた限り首席か否かについて触れているものはありませんでした。
単なる「東大卒」よりも「東大首席」の方がはるかに目を引く肩書であることは明らかです。
にも拘らずマスコミがこれを使用していないという点で、香川照之さん東大首席説は信ぴょう性に欠けるのではないかと思います。
中退説は間違い
東大首席説が根強くささやかれる一方で、東大中退説もあるようです。
もっとも、こちらはほぼ確実に誤りでしょう。
例えばスポニチ2011年9月27日配信記事「東大から俳優、そして40代で歌舞伎界へ…香川照之 異色の経歴」は、
84年に東京大学文科3類に現役で合格。在学中から俳優を志し、88年に卒業と同時に芸能界入り。
日刊スポーツ2016年12月14日配信記事「ボクシング好きで特技はフランス語/香川照之略歴」も、
暁星高校から東大文学部に現役合格。社会心理学科卒業後に芸能界入り。
としています。
また、R25掲載の香川照之さんのインタビュー記事「なりやすいから、俳優。そして目覚めのとき」にも
デビューは20年前、大学卒業の年。
とあります。
これらを見る限り、首席か否かはともかく香川照之さんが東京大学文学部社会心理学科を卒業しているのはほぼ確実でしょう。
ちなみに、タレントとしても活躍する予備校教師の林修さんは東大の同期でした(林さんは法学部)。
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