山崎怜奈の慶應義塾大学SFC合格はAO推薦一般入試どれだったのか?


この記事では、元乃木坂46の山崎怜奈さんの慶應SFC合格一般入試説AO推薦入試説を検証しています。

※2023年1月16日投稿、最終更新日はタイトル下参照

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小学校~高校

山崎怜奈さんは江戸川の公立小学校から中学受験で私立中高一貫校の郁文館中学校・郁文館高校(中学偏差値38-45、高校偏差値52-62)に進学しました。

 

第一志望ではなかったものの郁文館中学校では特進クラスに在籍、大学受験での早慶国立合格を目指し、中学3年間の総合成績1位、成績上位者に与えられる学費免除を中2から高1まで受け続けるなど学業に打ち込んでいました。

郁文館高校1年時には国立進学クラスを選択しますが、高校入学と同時に乃木坂46に加入(2期生)したことも影響し、高校2年時に私立特進クラスに変更。

高校3年生の夏(2015年7月~10月末頃)の受験休業を経て、3月に大学合格が公表されました。
※高校までの学歴詳細(出典込)はこちら

 

大学は慶應SFC

山崎怜奈さんは慶應義塾大学環境情報学部(偏差値72.5)に進学・卒業しました(在籍期間2016年4月~2020年3月)

※偏差値はサイト「みんなの大学情報」2023年1月掲載のもの

 

これは朝日新聞EduA掲載の山崎怜奈さんのインタビュー記事にあるプロフィールから確認できます。

やまざき・れな/1997年、東京都出身。郁文館中学校、郁文館高等学校を経て、慶応義塾大環境情報学部を卒業

※朝日新聞EduA2021年5月13日配信記事「乃木坂46・山崎怜奈さん 郁文館高校進学と同時にアイドル 好きなことが“逃げ場”に」より引用

 

受験形態について

大学に入る方法は学力試験を主とする一般入試の他、大学の求める学生像を基準に合否を決めるAO入試(総合型選抜)、学業スポーツ等高校時代の実績を基に出身校が推薦する推薦入試(学校推薦型選抜)などがあります。

一般入試は学力テストの点数で合否を決しますが、AO入試推薦入試は必ずしも一般入試突破に必要な学力は必要とされません。

 

調べた限り山崎怜奈さんが慶應合格時の受験形態については明言したものは見当たりませんが、どのような入試を利用したのでしょうか?

 

センター試験受験しているが…

山崎怜奈さんは大学合格を報告したブログ投稿内でセンター試験(現:大学入学共通テスト)を受験したことを明かしています。

2023年1月時点でオリジナル記事は削除(乃木坂卒業のため)されていますが、Internet Archiveにはこの記事が残っています。

私は、今春から
慶應義塾大学に進学します。
…(中略)…
…長くなってしまいましたが、
仕事の傍ら塾に通ったり
赤本を解いたり
パンフレットを見比べたり
センター試験を受けるまでの課程で
受験校を幾つかに絞り
いくつか落ちた学校もありますが、
本当に行きたかった大学に入れて
すごく嬉しいです。

Internet Archive乃木坂46HP内 山崎怜奈 公式ブログ2016年3月2日投稿「ご報告。136」より引用

 

センター試験が必要なのは一般入試であり、AO入試や推薦入試の場合は基本的に不要です。

もっとも、AOや推薦の合格者が自身の実力を確認する等のためにセンター試験を受験するケースはままあるよう。

例えばスタディサプリ進路2018年5月29日配信記事「AO入試って?大学のAO入試って何を聞かれるの?徹底分析」には、

AO入試で慶應義塾大学環境情報学部に合格した後にセンター試験を受験した方の合格体験記が掲載されています。

 

こういったケースを考えると山崎怜奈さんのセンター試験受験発言から一般入試での合格と結論付けるのは早計でしょう。

また、山崎怜奈さんの母校郁文館高校のHPに掲載された2021年度大学合格実績を見ると、同年の早慶への現役合者はゼロ(既卒は早4慶3)。

早慶に毎年数十人単位の合格者を輩出する学校ではなさそうですし、アイドル活動と並行してその学校から一般入試で慶應合格というのはかなり難易度が高いのではないかと思います。

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活動休止は高3夏のみ

また、山崎怜奈さんの高校3年時の活動休止期間も受験形態と関係しているのかもしれません。

山崎怜奈さんは高校3年生の夏の3カ月間受験勉強のために乃木坂46の活動を休止していたこと、受験シーズンには活動を再開していたことを朝日新聞デジタル掲載のインタビュー記事内で語っています。

それで夏の3カ月間は受験勉強に専念するためアイドル活動を休止し、朝から晩まで学校と塾に通いつめました。
仕事を休んでまで受験勉強をしていたので、受からなかったらどうしようというプレッシャーはすごかったですね。しかも受験シーズンはすでに仕事に復帰していたので、落ちたらみんなに顔向けできないという思いもありました。結果的に、いくつか受けた中で一番魅力を感じていた慶應に入ることができたのですが、集中して受験勉強をした期間が短かったのに合格できたのは、高校1年生から大学の過去問を解くなど、多少なりとも蓄積があったからかもしれません。

※朝日新聞DIGITAL掲載「大学での様々な出会いが世界を広げてくれた」より引用

 

上記インタビューでは活動休止時期は「高校3年生の夏」とされるのみですが、

乃木坂46公式サイトでは2015年5月22日に「12thシングルの活動には参加しない」とアナウンスされています(※1)。

乃木坂46の12thシングル「太陽ノック」が2015年7月22日発売、13thシングル「今、話したい誰かがいる」は2015年10月28日発売。

月額制のメール配信サービスは11月5日から受信登録が再開されたようです(※2)。

こういったことからすると活動休止期間は2015年7月末~10月末頃の3カ月でしょう。

 

受験勉強のための活動休止であれば入試が終わるまで休業するのが通常ではないかと思います。

特に一般入試であれば秋以降の追い込みは極めて重要でしょう。

高3の夏頃に3カ月だけ受験勉強に専念し11月にはアイドル活動を再開、年明けの一般入試で偏差値70越えの難関大学に合格する、というのは非現実的な気がします。

 

他方で慶應SFCにAO入試で合格したのであれば、休業が10月末頃までであったことにもある程度納得できるように思います。

というのも山崎怜奈さんが進学した慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(通称SFC)のAO入試(2023年4月入学)は、

9月初旬に一次試験の書類を提出し、10月下旬に1次選考(書類審査)の合格発表、2次選考(面接)が10月下旬から11月初旬に行われています(※3)。

山崎怜奈さんの受験年もこれと似たような入試日程だったとすれば、書類づくりや面接対策は休業中に終えることができ、活動再開後に受けるのは本番の面接のみ。

これならば十分に現実的なスケジュールであるように思います。

 

※1:乃木坂46公式サイト2015年5月22日掲載「山崎怜奈、12thシングル活動休止のお知らせ」参照

※2:Nogizaka Journal2015年11月5日掲載「乃木坂46山崎怜奈のモバメ受信登録が再開」参照

※3:慶應義塾大学総合政策学部環境情報学部2022夏秋AO募集要項参照

 

SFCのAO入試と芸能人

さらに、山崎怜奈さんが通っていた慶應義塾大学環境情報学部・総合政策学部(通称SFC)は芸能人のAO入試での入学が多いことでも知られています。

・鈴木愛理さん(環境2013年入学)
・菊池風磨さん(総合2013年入学)
・二階堂ふみさん(総合2014年入学)
・葵わかなさん(総合2017年入学)
・鈴木福さん(2023年入学)

高校入学当時から人気アイドルグループで活動していた山崎怜奈さんが芸能活動での実績も武器にAO入試でSFCに入学する、というのはイメージしやすくはあるでしょう。

 

まとめ

山崎怜奈さんは慶應義塾大学環境情報学部(偏差値72.5)卒

調べた限り受験形態(一般入試orAO推薦)への本人の言及は見当たらないが、

・慶應SFCはAO入試での芸能人の入学が多いこと

・受験休業からの復帰が高3の11月初旬頃であったこと

からするとAO入試での合格だった可能性が高いと思われる。

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