この記事では、Hey! Say! JUMPの伊野尾慧さんの大学時代の学業および大学院進学の噂を検証します。
論文上の肩書は大学院生かのようですが…
※2020年3月30日投稿、最終更新日はタイトル下参照
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小学校から高校まで
伊野尾慧さんは、
1997年4月:入間市立豊岡小学校
2003年4月:入間市立豊岡中学校
2006年4月:東洋高校(偏差値60~67)
にそれぞれ入学したといわれています。
※偏差値はサイト「みんなの高校情報」掲載のもの
伊野尾慧さんのジャニーズ入所は小学生だった2010年のこと。
高校2年生だった2007年にHey! Say! JUMPのメンバーとしてCDデビューを果たしています。
※小学校~高校時代については【こちらの記事】でより詳細に紹介しています。
明治大学理工学部建築学科に進学
伊野尾慧さんは2009年4月に大学に進学に進学しました。
進学先は明治大学理工学部建築学科。
これはスポニチ2009年1月6日配信記事「「Hey!Say…」伊野尾慧が明大合格」(internet archive)に
10人組ユニット「Hey!Say!JUMP」の伊野尾慧(いのお・けい、18)が明治大学理工学部建築学科に合格し、4月から進学する。伊野尾が5日、横浜アリーナで開催された全国ツアー(3カ所10公演)最終公演で発表した。
とあるように、合格時に伊野尾慧さん自身が公表しています。
AO入試
サイト「みんなの大学情報」によれば、
伊野尾慧さんが進学した明治大学理工学部建築学科の偏差値は62.5となかなかの難易度です。
もっとも、一般入試の偏差値は伊野尾慧さんには関係がなかったよう。
上記スポニチの記事には、
面接や書類などで合否が判断されるアドミッション・オフィス(AO)入試に挑戦。「劇場建築」というタイトルの論文などを提出し、面接などを経て合格した。
とあります。
AO入試とはペーパーテストの点数ではなく、学校側が求める学生像を基準として合否を決める入試形態。
一般入試を突破できるだけの学力は必ずしも必要ではない上、社会での実績も大きな加点事由となることから、仕事で際立った実績のある有名芸能人にとっては利用しやすい入試形態です。
広末涼子さん(早稲田大学教育学部)、二階堂ふみさん(慶應義塾大学)といった売れっ子女優、
伊野尾慧さんの同じジャニーズの菊池風磨さん(慶應義塾大学)や中島健人さん(明治学院大学)などもAO入試を利用して名門大学に入学しました。
また、伊野尾慧さんが入学した明治大学は芸能人のAO入試合格者が多いことでも知られています。
まいじつ2020年2月11日配信記事「学歴詐欺? AO入試で“インテリ枠”をゲットした芸能人たち…」によれば、
2000年代、山下智久さん、北川景子さん、井上真央さんといった多くの有名芸能人がAO入試で明治大学に入学。
そのおかげか、明治大学は志願者数日本一になったそう。
AO入試で有名人を受け入れることは、大学側にとっても大きなメリットがあるようです。
大学時代の学業
入学こそ批判されることも多いAO入試ですが、明治大学在学中の伊野尾慧さんは学業にもかなり力を入れていたようです。
女性自身2019年10月23日配信記事「伊野尾慧 明治大学の恩師と対談、被災地を調査した学生時代」には、
伊野尾慧さんと大学時代の恩師の対談が掲載されています。
それによると、伊野尾慧さんは大学時代山本俊哉教授の研究室に所属していたそう。
山本俊哉さんは明治大学理工学部建築学科教授であるとともに子ども安全まちづくりパートナーズ代表理事も務めています。
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記事によれば、伊野尾慧さんが山本俊哉教授の研究室に入ったのは、大学2年生のときに発生した東日本大震災がきっかけだそう。
少しでも何かに携わりたいという思いから、被災1か月後には被災地に入っていた同研究室に入ることを決めたのだそうです。
入室後の伊野尾慧さんは、ジャニーズとして活動すると同時に被災地の小中学校へ赴き現地調査を行うなど研究室の仕事にも従事。
ワークショップの会場設営といった裏方的な仕事から、被災から1年の中学生の話を聞くデリケートな仕事など、広くこなしていたようです。
大学4年生の時には教授と2人で陸前高田に現地調査に行った、とのことですから教授からの評価も悪くなかったのでしょう。
大学卒業後も交流は続いているようで、2019年に行われた教授の還暦祝いは伊野尾慧さんが企画したそう。
教授曰く、研究室の伊野尾慧さんの世代はみんなキャラが立っていて面白かった、とのことです。
大学院に進学した?※2024年追記あり
・論文の肩書は“大学院”
伊野尾慧さんは2013年3月に一度も留年することなく明治大学理工学部建築学科を卒業しています。
大学卒業後は芸能界一本か…とおもいきや、学術情報検索データベース「CiNii」で「伊野尾慧」と検索すると気になる情報が出てきます(Internet Archive(2016年8月3日)で見る)。
伊野尾 慧 ID: 9000242520291
明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻博士前期課程 (2013年 CiNii収録論文より)
CiNii収録論文: 1件
7336 津波避難に係る学校施設の整備のあり方 : 津波被害のあった小中学校の避難に係る事例検証を通して(避難計画と避難施設,都市計画,2013年度日本建築学会大会(北海道)学術講演会・建築デザイン発表会) (2013)
と出てきます。
「伊野尾」というのは珍しい苗字(全国に10人以下としているサイトもあります)ですから、これはジャニーズの伊野尾慧さんのことでしょう。
・大学院進学を否定※追記あり
他方でインターネット上には、雑誌名等は不明ながら伊野尾慧さんと有岡大貴さんの以下のようなやり取りが掲載された雑誌記事の画像が見られます。
有岡「え、じつは大学院に進んでた…ってことはないよね!?」
伊野尾「それは、さすがにない(笑)。じつは小型船舶の免許でも、取ろうかなって思ってるんだよ」
※追記:後述のように伊野尾慧さんは2024年出演のテレビ番組で大学院を修了していたことを公表しています。
・大学時代の成果?
明治大学HP内の理工学研究科博士学位のページに、明治学院大学大学院に所属せずに学位請求をする制度について掲載されていることから
とあることから、この制度を利用しているのでは?との意見もあるようですが、
CiNiiでヒットする伊野尾慧さんの名前が入った論文は1つのみ(2016年の検索結果(internet archive))。
それも大学時代の所属研究室の山本俊哉教授と研究室の学生(?)2名と伊野尾慧さんの4名の共著でページ数も2P(※)
博士学位取得を目指したものではないように見えます。
※:https://cir.nii.ac.jp/crid/1571417127812785920
大学時代に伊野尾慧さんが所属していた山本俊哉教授の研究室のHPにある活動記録と照らし合わせると、
この論文は伊野尾慧さんの大学卒業から数か月後の2013年8月30日から9月1日に行われた日本建築学会(北海道大学)で発表されたものでしょう。
共著者のうち山本教授と伊野尾慧さん以外の2名は同学会で発表を行っています。
論文のタイトルは「津波避難に係る学校施設の整備のあり方 : 津波被害のあった小中学校の避難に係る事例検証を通して」。
そして、先の女性自身の山本教授との対談によれば、
伊野尾慧さんは大学時代に東日本大震災の被災地の小中学校へ現地調査に赴いており、4年時には教授と二人で陸前高田へ調査に赴いています。
伊野尾慧さんが大学在学中の研究室での活動が論文の重要な位置を占めているために共著者として名前があがり、他の共著者が院生だったために伊野尾慧さんにも便宜的に院生の肩書がついたのでしょうか?(肩書はデータベースのミスのような気もしますが)
いずれにせよ、先述の通り大学院進学は雑誌で本人が否定しており、進学を隠す理由もないように思います。
以上のことからすると、伊野尾慧さんは大学院には進学していないのではないかと思います。
※2024年追記:大学院卒業を公表
伊野尾慧さんは2024年10月19日放送の「アナザースカイ」(日本テレビ系)で大学院(新領域創造専攻)を卒業していたことを公表しています。
先述の通り、2013年の論文の伊野尾慧さんの肩書は「明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻博士前期課程」となっていました。
Hey!Say!JUMP伊野尾慧(34)が19日放送の日本テレビ系「アナザースカイ」(土曜午後11時)に出演し、大学院に通っていたことを初公表した。
…(中略)…
さらに「公表はしてないけど…大学院も2年で卒業してて。大学院の2年間は『新領域創造専攻』というところにいて」と初公表という自身の経歴を明かし「建築を4年間学んだベースの上にまた違った領域のことを勉強して、新しい物を提案しようよ、みたいな」と説明した。
※日刊スポーツ2024年10月20日配信記事「伊野尾慧「公表はしてないけど…大学院も2年で卒業」明大で「キャーと言われない?」の質問には」より引用
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